一般家庭での蓄電池の重要性を増しているのは、度重なる自然災害によって相次いで発生した停電と、次世代エネルギーである太陽光発電などの電力の自家消費が求められる時代になったことが大きな要因です。
デルタ電子の蓄電システムは、家庭で電気をつくるところから使うところまでを管理できる自家消費時代に対応したハイブリッド蓄電システム「SAVeR-H」を開発しました。
「SAVeR-H」は効率的な発電と蓄電で、太陽光発電の発電電力を有効利用できる新たなハイブリッド蓄電システムです。この記事ではデルタ電子の蓄電池を利用した蓄電システムについて詳しく解説します。
デルタ電子ってどんな会社?
デルタ電子は1971年創業の台湾の電子メーカーで、太陽光発電用のパワーコンディショナーは全世界規模で70万以上の出荷実績があります。
従来の住宅用太陽光発電は、太陽光パネルでためた電気エネルギーの直流を家庭用電気で使用するため、交流に変換するパワーコンディショナー(パワコン)と、蓄電池に充電する際は、交流から直流に変換するパワコンが必要、というように太陽光発電と蓄電池それぞれに一台ずつのパワコンが必要でした。
デルタ電子の蓄電システムは、パワコン1台で効率的に太陽光発電と蓄電池への充電をコントロールできるハイブリッド蓄電システムの「SAVeR-H」を採用しています。
デルタ電子の蓄電池の特徴とおすすめの人
この項ではデルタ電子のハイブリッド蓄電池システム「SAVeR-H」の特徴と、どんなライフスタイルに合うかを解説します。
太陽光発電ハイブリッド蓄電システム「SAVeR-H」シリーズ
デルタ電子のハイブリッド蓄電池システム「SAVeR-H」は、発電の太陽光パネルと蓄電システムを組み合わせた製品で、1台で「使う」「蓄電する」「売電する」「蓄電池から電力供給する」「深夜電力を充電する」と5役をこなすことが可能です。
機種のラインナップは、シングルバッテリーの「ES6JB1(5.6kWh)」と ダブルバッテリーの「ES6JB2(11.2kWh)」。ためておきたい蓄電容量によって選ぶことができます。
太陽光発電についても、多種多様な形状の屋根に対応可能で設置しやすくなっています。
「SAVeR-H」シリーズがおすすめな人
「SAVeR-H」シリーズは太陽光発電から電力変換機能、蓄電池接続機能をひとつにまとめたい人におすすめです。電力を自給自足したい人は、昼間の余った電力を充電して、発電量の少ない時間帯に使用することができる「自家消費優先モード」を選べます。
また使用する電力以外は効率よく売電したい人にとっては、電力会社からの電力の購入を抑えることができて毎月の電気代節約になるなど、それぞれのライフスタイルに応じて使い方を選ぶことができます。
また機能面による使用用途の幅の広さだけでなく、塩害地域にも対応できる高耐食性能など耐久性にも優れており、海岸近くでもパワコンや蓄電池ユニットを屋外に設置したい人にもおすすめです。
デルタ電子の蓄電池の価格やスペック・保証期間は?
デルタ電子の高性能な蓄電池を利用したハイブリッド蓄電池システム「SAVeR-H」シリーズには、シングルバッテリーの「ES6JB1」と、大容量のダブルバッテリーの「ES6JB2」の2種類があります。主な違いは蓄電池ユニットの数で、蓄電ユニットが1基増えた分、蓄電容量が増えます。
型番 | 価格 | 蓄電容量 | 保証期間 | 標準装備 |
---|---|---|---|---|
ES6JB1 | オープン価格 | 5.6kWh | 10年(無償保証) | パワーコンディショナー・蓄電池ユニット・パワーモニター・通信ユニット・計測ユニット |
ES6JB2 | オープン価格 | 11.2kWh(電力容量の多い家庭向き) | 10年(無償保証) | パワーコンディショナー・蓄電池ユニット2基・パワーモニター・通信ユニット・計測ユニット |
デルタ電子の蓄電池を選ぶメリット・デメリット
デルタ電子の蓄電システムは太陽光パネルと組み合わせることで、日中に電気をためて夜に使用することができます。その他のメリットやデメリットについても解説します。
メリット
デルタ電子の蓄電システムは、停電を感知すると自動で自立運転に切り替わります。
実は通常の太陽光発電は、停電時に自立運転モードへの切り替えを手動で行う必要がありますが、緊急時など操作方法を忘れてしまうケースがあります。
実際に北海道地震の停電時の際も、数十件の家庭で自立運転モードに切り替えができなかった例があり、混乱時も自動で給電システムが稼働するのは、安心感もあって心強い備えになります。
そしてデルタ電子のハイブリッド蓄電システムは、従来の直流から交流への変換が必要ないので、直流のまま蓄電することができて、変換ロスがなく効率的な蓄電が可能です。パワーモニターを通じて太陽光ハイブリッド蓄電システムの動作をチェックできるので安心です。
デメリット
デルタ電子の蓄電システムのデメリットとして、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたハイブリッド蓄電システムの設計になっており、蓄電単独での使用ができないところがあげられます。
蓄電システムの価格は販売店により異なり、価格相場が把握しづらいところもデメリットといえるかもしれません。複数の業者の見積もりを比較して、適正な価格での契約をおすすめします。
デルタ電子のハイブリッド蓄電池は無料一括見積でお得に購入しよう
世界でも信頼性の高いデルタ電子の太陽光発電と蓄電池が組み合わさったハイブリッド蓄電システムですが、その価格はオープン価格で表記されていることが多い傾向にあります。価格を把握するためには複数業者へ問い合わせて、見積もりをとることが必要です。
業者によって販売価格に大きな差がありますから、導入を検討する際は事前に見積もりをとっておくのがおすすめです。タイナビ蓄電池では、最大5社の施工店に対して無料の一括見積が可能です。
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