ACRの家庭用/産業用蓄電池

ACRは、災害時にも破損して使えなくなることがないように、壊れにくい蓄電池を作ることに力を入れている国内メーカーです。

蓄電池メーカーとしてはどちらかというとマイナーな存在なので、聞いたことがないという人も多いかもしれません。しかし、蓄電池を販売しているメーカーの中には、世界的な家電メーカーなどの大企業もありますが、ACRのような小規模でも高い技術力で信頼を得ているメーカーがいくつも存在しています。

ここでは、ACR製蓄電池の特徴や保証体制、さらにACR製蓄電池を安く購入する方法などについて解説します。

自動車メーカーから評価を集めるACR

株式会社ACRは2004年、神奈川県大和市に誕生した比較的新しい会社です。

システム、化学、エレクトロニクス分野の研究開発に注力しており、自動車用排気ガス浄化装置などの製品はすでに多くの自動車メーカーから信頼を得ています。

蓄電池メーカーとしては大容量・低価格を武器にオフィスや家庭で使いやすい製品を開発。ただ安いだけでなく、国内自動車メーカーが採用したリチウムイオン電池の採用、壊れにくい頑丈設計など品質にもこだわっています。

知名度の面では大手メーカーには敵わないかもしれませんが、信頼のおける製品作りをしている会社です。

蓄電機能にこだわったACRの家庭用/産業用蓄電池「ACR-NHBL52」

ACRの家庭用/産業用蓄電池は「ACR-NHBL52」1種類のみのラインナップとなっています。選択肢が少ないように思えるかもしれませんが、蓄電池としては優秀で使い勝手もよい製品です。以下、どのような特徴があるのかについて詳しく紹介します。

災害時の破損を防ぐ安全性と大出力が無二の特徴

ACR蓄電池の最大の特徴は、安全性と大出力にあります。

安全性

自動車技術のノウハウを生かしたACRの蓄電池は、安全性を最重視した設計が特徴です。電池モジュール、電池パック、本体筺体による三重のカバーで、災害時の衝撃による破損から本体を守ります。

万が一の備えとしては、この頑丈さは大きな魅力といえるのではないでしょうか。

また、これだけの厳重な設計にも関わらず、コンパクトサイズというのもACR蓄電池の特徴。幅358mm×奥行き547mm×高さ563mmと、室内でも圧迫感がなく、机の下にも収まるサイズです。一般家庭やオフィスで導入しやすい蓄電池を探している人にはおすすめです。

大出力

ACRはコンパクト・大出力のインバーター開発に成功し、その技術は「ACR-NHBL52」にもしっかりと生かされています。ACRの蓄電池は4700W(47A)の出力が可能で、エアコン、電子レンジ、掃除機、電気ケトルといった起動時の消費電力が大きい電化製品も問題なく使用可能です。

特に、季節によってはエアコンが欠かせない地域に住んでいる人もいると思います。こうした人にとって、ACR製の蓄電池は非常用電源として頼りになる存在となってくれるのではないでしょうか。

大容量・シンプルな操作性で非常時も安心

大容量かつ操作が簡単なのも、ACRの蓄電池の特徴といえます。

大容量

出力が大きいだけでなく、容量も5.2kWhと大きめで、エアコンや掃除機などの大型家電も使えます。
例えば、合計340Wの機器であれば、最長10時間使用可能です。たとえば、6畳用LED照明40W、冷蔵庫120W、液晶テレビ150W、パソコン30Wなどでしょうか。

本体にはコンセントが3つ、その他200Wのラジオ向け超低ラインノイズ出力コンセントが1つついています。電化製品を使いながら、ラジオで非常時の情報収集をする、といった使い方もできますよ。

操作方法がシンプル

操作方法も簡単です。本体についているボタンはON/OFFの電源ボタンの他には「SEL」ボタン1つしかなく、また充電も放電もコンセントに差すだけでできます。操作も配線もシンプルな造りです。複雑な操作はまったく求められない構造なので、慌てているときでも迷わず使えます。

ボタン操作で表示の切り替えができ、「使用電流(A)」「動作可能時間(h)」「電池残量(%)」を確認できます。きちんとデータを見られるので、不意に

ACRの家庭用/産業用蓄電池の価格と保証

この段落では、ACRの家庭用/産業用蓄電池の価格と保証内容について解説します。

ACR蓄電池の価格はオープン価格となっています。また、保証としては製品保証1年間がついてきます。製品保証が1年と聞くと「短いのでは?」と不安になる人もいるかもしれませんが、メーカーで保証関連のオプションサービスを検討中とのことです。

さらに、蓄電池の場合、メーカー保証だけでなく、販売店でも独自の保証サービスを提供していることがあります。見積りの際に一度確認しておきましょう。

出力保証の情報はありませんが、ACR蓄電池はもともとタフな造りで、4500回のフル充電、フル放電を繰り返しても、購入時の容量を80%保持できます。寿命が長いので、長期間の使用でも安心して使えます。

ACRの家庭用/産業用蓄電池を選ぶメリット・デメリット

この段落では、ACRの家庭用/産業用蓄電池を選ぶメリットとデメリットについて、さらに踏み込んで解説していきます。

メリットは「大出力・大容量・コンパクト・長寿命・安全」全部入り!

ACRの家庭用/産業用蓄電池のメリットは、「コンパクトなのに大容量・大出力、安心設計で寿命が長い」という製品の特徴にすべて集約されています。ユーザーにとって、非常に使い勝手の良い製品になっているというのが、ACR蓄電池最大の強みです。

操作がシンプルで、もしものときにすぐに使える、というのも安心ですね。

蓄電池が役立つシチュエーションはたくさんあります。

  • 電気代を節約したい
  • 太陽光発電との組合せで電気を自給自足したい
  • 万が一に備えたい

どのような希望であっても、蓄電池の操作が複雑だと叶えるのは難しくなってしまいます。感覚的に操作できるACRの蓄電池なら、心にゆとりのない非常時でも迷わず操作できます。

非常用電源に求められるスペックをすべて備え、しかも操作性も良いACRの蓄電池は、万が一の備えとして優れた製品といえるのではないでしょうか。

デメリットは機種が選べず価格が不透明

もっともACRの蓄電池にもまったくデメリットがないわけではありません。

1つ目のデメリットは、製品選びの選択肢がないことです。現在ACR製蓄電池のラインナップは、家庭用・業務用ともに「ACR-NHBL52」の1機種のみとなっています。サイズや容量などがライフスタイルに合うか、よく確認しましょう。

2つ目のデメリットは、適正価格の判断が難しいことです。ACR製品はオープン価格となっているため、販売側で自由に価格を決められます。業者によっては相場より高い販売価格で売っていることも考えられますので、業者選びは慎重に行いましょう。

ACRの家庭用/産業用蓄電池を安く購入するには?

ACR製蓄電池のラインナップは1種類のみですが、その1種類にユーザーが欲しい要素がすべて詰まっています。価格面で折り合いがつくなら「ぜひ導入したい」と思う人もいるでしょう。

蓄電池の価格は「どの業者に依頼するか?」によって大きく左右されます。したがって、初期費用を抑えたいなら、どの業者から買うかが非常に重要です。本体価格はもちろん、工事費にも差があるので、トータルでは大きな差がつきます。複数の業者の見積りを比較し、なるべく条件の良い業者を探しましょう。

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また、参加業者が優良業者に限定されているのもタイナビのメリットです。

蓄電池は決して安い買い物ではないので、価格はもちろんのこと、設置工事の質などその他の要素も重要になってきます。タイナビの見積りサービスを賢く使って、お得に、かつ安心して蓄電池を買える業者を選びましょう。