エリーパワーは安全性を重視した蓄電池の開発を進めている、世界でもトップレベルの蓄電池メーカーです。
エリーパワーの蓄電システムの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介します。家庭用蓄電池を選ぶ際の参考にしてください。
エリーパワーとはどのような蓄電池メーカーなのか?
エリーパワーは、安全性の高さを優先した蓄電池の設計・開発を行い、販売している蓄電池メーカーです。大型リチウムイオン電池では世界初となる安全基準認証「TUV-Sマーク」を取得。環境に優しいものづくりを目指し、サプライチェーン全体で環境への取り組みを推進している点にも注目すべきでしょう。
エリーパワーの家庭用蓄電システムの特徴
エリーパワーの家庭用蓄電システムは、POWER iE5 Link、POWER iE 6、POWER iE6 HYBRIDの3シリーズが主力です。それぞれの特徴について見ていきましょう。
POWER iE5 Link
POWER iE5 Linkは、蓄電システムとパワーコンディショナーを組み合わせたハイブリッド蓄電システムです。太陽光発電とは自動で連携し、効率的に電力供給を行うことができます。
蓄電システムのみの単体としても使えるので、太陽光発電システムを付けていない人も使うことができます。
ハイブリッドなので、太陽光発電に後付けした時にはパワーコンディショナーを買い換えなくて済み、設置が楽なうえに出費を抑えられるでしょう。
また、エリーパワーの蓄電池は、各家庭のライフスタイルに合わせて3種類のモードを選べるのも特徴です。電力の自給自足を目指すなら「エコモード」、余剰電力を優先的に売電する「おサイフモード」があり、充電量が減った場合には「バックアップモード」も選べます。
POWER iE 6
電力会社から購入する電気や、太陽光発電で発電した電気を目的に合わせて効率的に使える家庭用蓄電池です。
1万2000回程度のサイクルで、10年のあいだに1日3回の放電・充電を繰り返しても、電池容量は約80%保持できる長寿命電池セルを使用しています。
一般的なリチウムイオン電池は3500回程度の放電・充電で6~10年の寿命とされているので、蓄電池購入の際には大きな安心材料となるでしょう。
コンパクト設計のうえ、蓄電池では珍しい2色のカラーを展開しており、建物の屋内外の色に合わせてコーディネートできます。黄金比を取り入れた美しいデザインと、ネジなどの突起物をすべて目地に収め、外部に突出していません。安全性を優先するエリーパワーらしい製品と言えるでしょう。
POWER iE6 HYBRID
太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナーを一体化し、自動連携を実現したハイブリッド蓄電システムです。太陽光発電で発電した電力を直接蓄電池に貯められるので、電力を変換するときのロスが減り、効率的に電気を自家消費できます。
また、自動的に停電を検知する機能が付いており、停電から約5秒で自立運転に切り替わります。いざというときに操作方法が分からなくなるケースが多いため、運転が自動で切り替わるのは一種の備えだと言えるでしょう。
日中に太陽光発電の発電量が下がった場合は、蓄電池から電力が供給されるので電力不足による不便はありません。
エリーパワーの家庭用蓄電の価格とスペック
それでは、3つのシリーズがあるエリーパワーの家庭用蓄電池の製品について、具体的な価格や蓄電容量を見ていきましょう。保証期間も含めて比較検討できるよう表にまとめました。
製品名 | 価格 | 蓄電容量 | 保証期間 |
---|---|---|---|
POWER iE5 Link | オープン価格 | 5.4kWh、10.8kWh | ハイブリッドパワーコンディショナー15年 蓄電池ユニット10年 |
POWER iE 6 | オープン価格 | 6.2kWh (使用可能量目安5kWh) | 10年 |
POWER iE6 HYBRID | オープン価格 | 6.2kWh (使用可能量目安5kWh) | 10年 |
エリーパワーの家庭用蓄電池は、3製品ともにオープン価格となっています。そのため、それぞれの価格や設置費用については、販売店への問い合わせが必要です。製品の価格やスペックなどを、各家庭の使用目的に合わせて比較することをおすすめします。
エリーパワーの蓄電池を選ぶメリットとデメリット
エリーパワーの蓄電池の強みは、何といっても長寿命であることと安全性が高いことです。一方で、ハイブリッド蓄電システムは太陽光発電のパワーコンディショナーと一体となっているため、価格が高いのはやむを得ません。
導入を検討する際に押さえておきたい、エリーパワーの蓄電池を選ぶメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
エリーパワーの電池セルは、10年間で使用回数約1万2000回程度のフル充放電を行った場合でも、容量保持率が約80%と高いことが特長です。長期間でも安心して使うことができます。
安全性を重視して技術革新を行っているメーカーなので、発火する危険がない製品を製造している点でも安心です。大型リチウムイオン電池セルは、すべて国内の自社工場で生産し、品質や安全性が確保されている点もメリットでしょう。
さらに、エリーパワーは蓄電池専業のメーカーなので、他社の太陽光発電システムとの連携が可能です。
デメリット
ハイブリッド蓄電システムは、太陽光発電のパワーコンディショナーも兼ねています。そのため、本体価格が高くなることが、導入する際にネックとなります。
エリーパワーの家庭用蓄電池はオープン価格となっています。販売店で見積もりを取らないと価格が分からない点も、検討する際のデメリットと言えるでしょう。一括見積もりサイトなら、複数の機器を手間なく比較し検討できるのでおすすめです。
安全性と長寿命を重視するならエリーパワーの蓄電池が最適!
蓄電池を選ぶ時には価格や性能を重視しがちですが、安全性も重要なポイントであることを忘れないようにしたいものです。エリーパワーの蓄電池は安全性にこだわった電池セルが使用されているため、一般家庭でも安心して使うことができます。
また、長寿命であることが実証されているので、長期間の使用も可能であることが分かりました。安全性と長寿命の両方を重視するなら、エリーパワーの蓄電池がおすすめです。
蓄電池の販売価格・設置費用は、販売会社によって大きく差があります。一社だけで契約を決めず、複数の事業者の見積もりを比べて、より良いサービスをリーズナブルに選びましょう。太陽光発電と蓄電池を同時に設置するための一括見積もりも、こちらをご利用ください。どちらも見積もりは無料で5社まで一度に依頼できます。
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