長尾
本日はですね、株式会社REXEVの盛次取締役に来ていただきました。
盛次
よろしくお願いします。
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長尾
盛次さん、今日はよろしくお願いします。EVのエネルギーテックといえばREXEVさんということで、今日は楽しみにしてました。
長尾
盛次さん、自己紹介をまずしていただいてもいいですか?
盛次
はい。新卒で三菱重工というところの会社に入りまして、そこではですね、原子力発電所の機器の開発をやっておりました。
国内外の原子力発電所のプロジェクトをやっておりまして、それをですね2013年に退社をしてですね、そこからエナリスという電力系のベンチャーに入社をしました。
その中でですね、発電所の開発であったりとか、新電力の立ち上げ支援であったりとかっていうところを経験して。
最終的に2017年からですね、経営企画でエネルギーの新たなサービス企画であったりとか、そういったところをやって、2019年からですね、今のREXEVという会社を立ち上げたという経緯になってます。
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持続可能な社会を目指す、REXEVの活動
長尾
これ、創業メンバーの方全員がエナリス出身っていうことですよね?
盛次
はい、そうなんですよ。
長尾
盛次さんご自身のキャリアもずっと電力系だと思うんですけども、創業者の方々もそうなんですかね?
盛次
そうですね。代表の渡部ですね、元々は住商で発電所の開発等をやってましてですね、全員エネルギー畑でずっと経歴を積んできたという、そういうメンバーですね。
長尾
まさに「エネルギーの専門集団」ということですよね。
盛次
そうですね、はい。
長尾
REXEVさんって、社名の由来って何になるんですかね?
盛次
REXEVはですね、リニューアブルエナジー×EV、この頭文字になってまして、リニューアブルエナジーっていうのは再生可能エネルギー、電気自動車のEVと、その頭文字から名前の由来になってます。
長尾
なるほど。っていうことは、再生可能エネルギーと自動車産業っていう、二大産業を抑えられてるわけですよね。
盛次
そうですね。再生可能エネルギーを使った電気自動車を世の中にどんどん普及させていきたいと。そうすることによって、全ての人が限界費用ゼロで移動できる持続可能な社会インフラの実現という、そういうビジョンを掲げましてですね、今やっております。
長尾
「限界費用ゼロ円」ってどういう意味なんです?
盛次
再生可能エネルギーっていうのは、究極までいくとですね、燃料代がかからないエネルギーになりますよ、と。これまでランニングコストがかかった交通手段は、ランニングがかからない移動手段になっていく。
そうすると、限界費用が限りなくゼロに近づいていくという。
長尾
電気を買わなくても使える時代が来るかもしれない、と。そうすると、電気自動車も無料で動くという、そういう理解ですよね。本当素晴らしいですよね。
盛次
タダの燃料で動く車なので、例えば地方のですね、公共交通機関の運営であったりとか、そういったところも、限界費用ゼロの世界になれば、持続可能な社会になっていくんじゃないかなとかっていう、そういうような思いを込めてやっております。
長尾
なるほど。なかなかやっぱり過疎地域とかって、採算性を考えると事業化できなかったりとかありましたけど、そこの問題も解決するんで、素晴らしいですよね。
ガソリン車に比べてEVってどういう価値があるんですかね?
盛次
EVは当然車としてのですね、移動する価値っていうのがあります。
燃料を電力で、しかも再生可能エネルギーを使うことによって、よりエコな交通手段として使えるという、自動車としての価値というのが一つあります。
盛次
もう一つはですね、電気自動車には大きな蓄電池を積んでるんですね。これを動く蓄電池としての価値っていうのを活用することによって、ガソリン車にはない価値が生まれてくるっていうのが一つ大きな特徴になってます。
長尾
なるほど、なるほど。我々も実は「タイナビ蓄電池」っていう見積もりサイトを運営させていただいてるんですけども。
蓄電池で一括見積もりの問い合わせをいただいた方の中には、価格が合わないってことで断念される方も中にはいらっしゃるんですけども、電気自動車で蓄電池の代わりの役割も果たせるっていうようなことですよね。
盛次
そうですね。固定式の蓄電池に比べて、車としても活用するので、たとえば災害時にですね、自動車から電気を給電してですね、ご家庭であったりとか、法人の建物に電気を供給するとかですね、そういう活用の仕方もできますので。
蓄電池を導入されるコストを考えると、電気自動車を導入するっていうのは一つの選択肢じゃないかなと思います。
長尾
定置用の家庭の蓄電池って1kWhあたり14万円ぐらいですよね。これを電気自動車で比較すると、どれぐらいになるんですか?
盛次
そうですね、弊社が今使ってる日産のリーフという車ですと、大体350万ぐらいの価格で、40kWhの蓄電池を積んでます。それでいくと1kWhあたりが8万円とか9万円とかっていう、定置型の蓄電池よりもリーズナブルな蓄電池として考えることができるという。
長尾
電気自動車って、移動手段としてももちろん使えますし、蓄電池としての役割もあるじゃないですか。
そうすると、ガソリン車単体で買うとか、定置用の家庭用の蓄電池を単体で買うより、電気自動車を買ってしまった方が全然メリットがあるような気もするんですけど、その辺りどうなんですかね?
盛次
車として普段使っているので、蓄電池を使いたいときに車がなければですね、蓄電池の機能としては使えないというのがあります。
なので、車をいつ使うかとかですね、車のバッテリーの残量がどれぐらい残ってるかとか、そういったところを上手く管理マネジメントしないと、蓄電池としての機能をフル活用できないというところが難しいところですね。
長尾
なるほど。管理マネジメントっていうと、「いつ・どこで・どれぐらい使われるか」っていう使用に関する管理と、エネルギーマネジメントの両軸でっていうことですよね。
それをやってらっしゃるのがREXEVさんっていうことですよね。
盛次
そうです、はい。
長尾
もっと深掘りしてお伺いしたいとこなんですが、時間が来ましたので、第2話でお話しいただいてもいいですか?
盛次
はい。
長尾
第2話ではですね、REXEVさんが電気自動車を使って、どのようにエネルギーマネジメントをしてるか、REXEVさんの事業内容を深掘りしていきたいなと思ってます。
第2話以降もですね、気になる方はぜひぜひチャンネル登録の方よろしくお願いします。
それではですね、「脱炭素ならスイッチビズ」でまたお会いしましょう。
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