長尾
前回、エネマンの概要をご説明いただいたと思うんですけども、シミュレーションですね、こちらについてちょっと深掘り、今日はしていきたいと思いますんで、よろしくお願いします。
菊地
はい、よろしくお願いします。
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菊地
エネマンのシステムについて、ちょっと詳しく説明していきたいと思います。
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エネマンができるデマンド対策をお見せします
菊地
こちらの画面、前回もお見せしてますが、どうやってエネマンがシステムとして機能してるのか、っていうところを説明したいと思います。
まず、太陽光発電のステータス。実際クルクル回ってますね。このクルクル回ってるのが、太陽光発電の今の発電量って前回もお話ししました。
で、そこから充電されてるのが、横の矢印、20kWっていうのが、今、現在充電されてますよ、と。
電池の形をしたものが今、現在の電池の容量、68%。で、そこから、20kW放電してますよ、ということなんですが、放電がですね、ちょっとエネマン、特殊なんです。ここについてはちょっと、後ほど詳しく説明します。
で、下の方行きますと、前回長尾さんが、「EMSなんじゃないですか!」って言ってくれたようなところがですね、需要家の電力の使用状況も、全てエネマンはデータとして管理してるんです。
この白いグラフの所が、お客さん、需要家さんが購入してる電力の量です。これが30分値で出ております。
長尾
これもリアルタイムで出てくる?
菊地
エネマン自体に通信端末が入ってまして、そこから3G回線LTEを使ってサーバーの方に1分値でデータが上がっていきます。更新は10分おきに更新するという形になります。
長尾
すごいな!
菊地
この白い0時からですね、24時、24時間の30分値ですので、48コマですかね、で、このグラフを管理してますよ、というところでございます。赤い所の棒グラフありますね?これが太陽光発電で賄われている電気の量になります。
青い棒グラフ、これに関しては、蓄電池の放電になるんですけども、これちょっとサンプル画面なので、ここで放電出ちゃってますが、上にある赤いライン、ありますね。これがピークカットの設定値です。
白い購入電力の棒グラフが赤いラインを超えようとすると、蓄電池から強制的に放電する、と。青い棒グラフは赤いラインの上に出てくるという形になります。
長尾
本来であればってことですよね。
菊地
そういうことです、はい。折れ線グラフありますね。オレンジが発電実績、青い折れ線グラフは発電予測という形になります。これは気象庁のデータを使って1番近い観測拠点からデータを引き出して予測してます、というところでございます。
長尾
なるほど。じゃあ、かなり精緻なわけですね。
菊地
そうですね、はい。
長尾
なるほど。これでも、実際ピークカットすると、どういうメリットがあるんですか?
菊地
高圧需要家と言いますのが、基本料金と使用料金の2つの料金体系があるというところでございます。
基本料金っていうのは、ピークに対して、加算される料金形態になってまして。一般住宅との大きな違いっていうのが、電子レンジですとかドライヤーですとか、そういったものを一気に使っちゃうとブレーカー落ちません?
長尾
落ちますね。
菊地
ブレーカーで契約してるからなんです。ブレーカーの「容量」で。産業用になりますと、ブレーカーが落ちたら大変なことになるので、使えば使った分だけ、課金するようにしてます。
長尾
なるほど、なるほど。
菊地
例えばですね、普段100kW使ってるよという場合、100kW契約なんですけども、たまたまその日、忙しくて、工場もフル稼働して、120kW使っちゃったよとなると、翌月の電気料金から20kW分増えた形で電気料金が上がってしまう、と。
菊地
東京電力でいくと、1kW1,700円とか1,600円ぐらいかな。20kW増えると、34,000円とか35,000円ぐらいかな。で、1年で35万~40万ぐらいかな。そのぐらい電気料金が上がってしまうということなんです。
長尾
なるほど、なるほど。
菊地
で、一度上げちゃうと、1年間下がらないんですよ、この基本料金って。
長尾
そうなんですか⁉1年?
菊地
はい。なので、いかにこのデマンドを抑えるっていうのが、非常に大事なポイントになってくるんですね。
長尾
めちゃめちゃ重要ですね、それ!
菊地
しかも、それが30分値なんです。30分単位で電力会社さんはデマンドを見てるという形になります。
長尾
っていうことは、365日の中で、30分コマがあったとして、1回でも1コマの30分が上がると、他が全然使ってなかったとしても、基本料金がバンっと上がっちゃうっていう。
菊地
上がっちゃう。そういうことなんです。
長尾
それはちょっと痛いですね。
菊地
ちょっと、電力会社さんが居ると怒られちゃうかもしれませんけども、理不尽ですよねっていう(笑)。
長尾
それを回避するのがエネマンっていうことですよね。
菊地
そういうことです。それを、放電することによって、ピークを下げるというのがエネマンのポイントです。
長尾
なるほど、なるほど。そうすると、自家消費で電気代も下がって、再生可能エネルギーを購入できて、かつ、防災なんかにも役立つ。
産業用蓄電システム「エネマン」導入費用
長尾
いろんな使いかたがエネマンってあると思うんですけども、当然、設備導入になると思うのでコスト面もやっぱり意識せざるを得ないかなと思うんですけども、その辺ってどうなんですかね?
菊地
はい、良い質問でございます。こちらの資料をご覧ください。
菊地
これはエネマンのシミュレーションになるんですけども、画面を見て左側が太陽光発電の割付図面。右側がエネマンのシミュレーションという形になります。
このシミュレーションを出すために必要なのは、12か月分の電気料金の明細書と、設置する太陽光の、容量、あとは、できれば30分のデマンド値を電力会社から頂いてほしいと。この3つがあればシミュレーションが可能となります。
このシミュレーションでは、実際に、今、現状の電気料金の使ってる内容が上の方で見て取れると思います。で、上が関西電力さんとの電力契約の中身で、月ごとの電力の使い方がここに書いてます。そして、設置する太陽光発電の詳細。
2ページ目がですね、実際に、じゃあ、エネマンを導入したらどれぐらい電気料金が安くなるのか、というところでございます。
これ、昨年度の環境省の補助金、減災防災の補助金なんですけど、これを使うとですね、太陽光発電と蓄電池を導入した設備に対して、2分の1の補助っていう…。
長尾
そんなに出るんですね!
菊地
そうなんです(笑)。
長尾
これは適用されてるやつですね。
菊地
そうです、そうです、そのシミュレーションです。ちょっと来年度のですね、補助金については、後ほどですね、情報が入ったら皆さんにご説明しますが、昨年度はこういう補助金がありました。
そうすると何が起きるかというと、自家消費の太陽光を入れるだけよりも、蓄電池と太陽光を入れて補助金を貰った方が、投資費用が少なくて済む。
長尾
そうなんですか?それすごくないですか?
菊地
そういうのがあるんですよ(笑)。
長尾
太陽光単体で入れるよりも、蓄電池をセットでやった方が投資金額少なく済むってことですか?
菊地
そう。
長尾
すごいですね、それは。
菊地
という案件が結構ありました。
長尾
それはもう、セットでみんなやりますよね?
菊地
そうなんですよ。ところがですね、この補助金、競争率が激しいんです。
長尾
なるほど。
菊地
次回なのかどうかわかりませんけど(笑)、補助金についてですね、ちょっと詳しく説明したいなと。
おそらく、4月、5月ぐらいに、その補助金の募集が始まると思いますんで、その前に一度ご説明したいと、勝手に僕が言ってます、はい(笑)。
長尾
じゃあ、5月ぐらいですかね、それは。
菊地
そうですね。太陽光と蓄電池を入れたらどれぐらいで回収できるのかなと気になる方いましたらですね、是非こちらにお問い合わせください。私の説明は以上になります。
長尾
はい、菊地さん、ありがとうございました。ちょいちょい出ていただけると思いますので、また菊地さんの話聞きたいって方はですね、ぜひチャンネル登録の方よろしくお願いします。
菊地
シミュレーションするかしないかは、あなた次第!
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