蓄電池の基礎知識
2011年に起きた東日本大震災をきっかけに、一般市民の間にも日々消費しているエネルギーについての関心 が高まってきました。実際に安定した電力確保の手段として、蓄電システムの導入に注力している企業も増えており、その動きは世界的な流れとなっています。
2023年は、ウクライナ問題の影響によりLNG不足が起因した電力コスト増加により、電気料金が大幅に高くなりました。2024年2月現在、電気料金の値上げ対策として継続されている国の補助「激変緩和措置」も2024年5月には終了する見込みであり、その影響により、自家消費ニーズが大幅に上昇しており、蓄電池の導入が加速しております。
調査会社の富士経済は、再生可能エネルギーの導入拡大や自家消費モデルの進展により、2030年のグローバル市場規模は、2017年比6.6倍となる1兆2585億円まで拡大すると予測しています。
その動きを敏感に察知して、いち早く動き始めたのは企業です。
ある大手通信会社は、富山県にメガソーラー 発電所の建設を決定、日本生活協同組合連合会は新たに電力会社「株式会社地球クラブ」を設立、再生可能エネルギーである太陽光発電設備を設置しています。
またある会社では、太陽光、水力、地熱、風力、バイオマスなどを用いて発電した電気を、電力会社に販売するという事業まで始めています。
国としてもクリーンエネルギーである太陽光発電・蓄電池の導入を呼びかけ、地方自治体では補助金制度の導入が着々と始まっています。それと同時に、太陽光発電で作り出された電力を一時的に蓄えられて、効率的な電気の使用、非常用のための電力確保などに役立つ蓄電池導入に関しても、 太陽光発電と同じように補助金制度が 適用されるようになってきました。
今後、再生可能なエネルギーの普及のために、蓄電システムの導入は重要な位置を占めるようになってくるのは間違いありません。そこで、企業や個人レベルで蓄電池に関する正確な知識を収集することは何より大切なことになってくると考え、蓄電池のわかりやすい基礎知識をまとめてみました。
ぜひ、今後導入する時の参考にしていただければと思います。
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