商業施設に必要な蓄電池システム
複合商業施設、百貨店、ホテルといった、人が頻繁に出入りする商業施設は、照明、空調設備、防犯設備、 防災設備などの電力が必要なさまざまな設備が集約されています。
仮に、東日本大震災のような天災が起こって、すべての設備への電力が絶たれてしまうと、人的被害はもちろん、さまざまな事故を誘発してしまいかねません。そこで、近年注目されているのが、効率よく、安全な非常用電力を確保する動きです。
商業施設に蓄電池システムを導入することは、非常用の観点だけではありません。ピーク時の各設備への電力供給を抑えつつ、ピークシフトを行うことで、コストを削減することもできるのです。
例えば、食品売り場で冷蔵設備を動かす場合には、莫大な電力消費を避けられません。その消費を抑えるために、昼間は太陽光発電システムを使用して電力を供給、併せて充電も行い、その貯まった電力を夜間の営業に使用するのです。
こういったシステムを活用することで、大幅に負荷を軽減することができます。さらにBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を導入することで、さらに効率的にエネルギーを利用して、管理することができるようになります。
商業施設の導入事例 : 某信用金庫の場合
計画停電の時には、発電機を持ち込んで営業していましたが、セットアップや電源のつなぎ込みなどに時間がかかり、スムーズな営業ができませんでした。
「お客様に計画停電の時でも安心して店舗を利用していただく」という運営方針のもと、太陽光発電と蓄電池システムの導入を決めました。
「屋上を災害時の避難場所として開放する」「停電が起きた場合でも、一部のシステムを営業可能な状態にする」という目標を実現するために、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたプランに決定、店舗屋上に太陽光発電システムと蓄電池システムを設置することにしました。
これにより、停電時でもATM、監視装置、通信機器、自動ドアなどの利用が可能になり、さらに昼間に充電した電力を使用することで、コストカットにも成功しました。そして何よりも、非常時に灯りを確保でき、お客様に安心を提供できたことが嬉しいです。
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